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Vctのプログラム

プログラムの仕組み

 この本を読み始めている皆さんは、これからVctで「プログラム」というものを作成しようと考えてることでしょう。私たちは毎日、コンピューターにインストールされた、word、excelなど様々な「プログラム」を使っています。wordのようなプログラムを使うということは
文字を表示し、書式を整え、印刷する
といった特定の「仕事」をコンピューターに指示し、処理させていると考えることもできます。
 コンピュータは、さまざまな「仕事」を正確に、早く処理できる機械です。「プログラム」は、コンピュータに対して、なんらかの「仕事」を支持するためのものです。私たちはこれから、Vctを使って、コンピュータに処理を行わせるための「プログラム」を作成していきます。

Vctというプログラミング言語

 コンピュータに何らかの仕事を処理させるには、コンピュータが、仕事の内容を理解できなければなりません。そのため、本来は機械語といわれる0と1の数字の羅列できている言語でプログラムを作成する必要があります。この機械語は一応理解することができますが、超人か神様でない限り不可能に近いです。
 そこで機械語よりも「人間の言葉に近く扱いやすいプログラミング言語」というものがこれまでにいくつも考案されてました。本書で学ぶVctも、プログラミング言語のひとつです。
Vctは、スクリプト言語という種類のプログラミング言語で、Vctで作ったファイルを実行することで一行一行を機械語に翻訳することでコンピュータが「仕事」を処理することができます。
それでは早速Vctを学んでいきましょう

プログラムの作成

コードを書く前に

これからエディタにVctのコードに入力します。次の点に注意しながら入力してください。
  • 英数字は全角でなく、半角で入力する。
  • 英字の大文字、小文字は別のものとして区別されています。たとえば、「HELLO」と「hello」は別のものです。
  • 空白の部分は、スペースキーを押してください
  • 行の最後や、何も書かれていない行では、enterキーを押して下さい
  • セミコロン(;)、コロン(:)の違いに気を付けて入力

Lesson1 Hello, World!

まずはコンピュータの画面に「Hello, World!」という文字列を表示します。
 s_out("Hello, World!")
 このコードを実行すると画面に「Hello, World!」と表示されます。プログラミングでは画面に文字を表示することを
画面に出力する
と呼んでいます。
 そこで本書では、まず最初に、文字列や数値などを画面に「出力する」コードを覚えましょう。それでは次のコードを見てください
 s_out("ここに出力したい文字を書く")
これが出力関数s_outの構文の基本です。

Lesson2 文字と数値

リテラルとは
Lesson1では画面に文字列を出力するコードを学びました。Lesson1では、これまでのコードを応用し、Vctの文字・数値・文字列の書き方を学びます。次のコードを見てください
s_out('V')
s_out("Vctを始めよう")
s_out(123)
実行結果
V
Vctを始めよう
123
このコードでは、さまざまな文字や数値が出力されています。このコードの中の'A'や"Vctを始めよう"や123といった特定の文字や数値の表記を、Vctではリテラルと呼ばれています。

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