パウロス2世級重駆逐艦

パウロス2世級重駆逐艦

艦級概観
艦種	ミサイル駆逐艦ないし軽巡洋艦
運用者	ビザンツ帝国海軍
前級	''無し'
次級~	最新
建造期間	2010年～2018年
就役期間	2011年～
除籍	－
建造費	7億ソリ
建造所	ラルナカ海軍工廠、テサロニケ海軍工廠
性能
排水量	14500(トン/t)
全長	200(m)
全幅	24(m)
吃水	5(m)
機関	ガスタービンⅧ型mk9改~
出力	24000(hp)×3
速力	30(ノット)
乗員	431(名)
兵装	55口径155mm連装速射砲　1基2門 20mm高性能機関砲 4基 65cm連装囮魚雷発射管 2基4門多用途統合VLS改 96セル GGN25連装近接防空ミサイル　3基 30cm四連装短魚雷発射管　2基8門~
搭載機	対潜哨戒ヘリ2機
艦対空防衛システム~	VEBSⅥ型
防空システム構成レーダー	VFS対地射撃管制レーダーⅦ型 VFS対潜ソナーⅦ型 VFT多機能管制レーダーⅧ型 VFF対空火器管制レーダーⅨ型~
電子戦システム	史実レベル

概要

帝国海軍の保有する重駆逐艦で、T級駆逐艦第五グループ?に属している。本級は優れた艦隊防空能力と対艦攻撃能力を有している。アンドレイ改級駆逐艦である。これは巡洋艦不要論を掲げるビザンツ帝国海軍の新たな軍拡計画の一つ、プランA-BJJOD「巡洋艦に準じた能力を有する大型駆逐艦」を元にした、大量建造計画の一環である。巡洋艦のように独立艦隊の旗艦としての運用も考慮され、良好な居住設備と長大な航続距離を有している。また、防空能力も強化され弾道ミサイルの迎撃をも可能とした。(撃墜率は59～70%程度。)本級はさらに掃海能力や対潜能力も他の既存駆逐艦よりずば抜けて高く、艦隊護衛艦としては非常に優秀である。

防空能力

最大40の目標を捕捉し、その内特に危険性の高い目標25を追尾、撃墜することが可能である。

武装

55口径155mm連装砲Ⅵ型

帝国海軍が本級形式艦搭載用に開発した艦砲。最大射程は34000m、最大射程高度は22000mとなっている。レーダーによりさらに射撃精度が上がり有効射撃距離が向上した。陸軍では主にコンスタンティノープル付近の要塞砲として運用されている。対空射撃を行うことも可能である。前級までは単装砲を搭載していたため、本級が初めての搭載である。徹甲弾と対空榴弾、対空破散弾、対地散弾、対艦サーモバリック弾の5種類の弾を射撃可能である。

高性能機関砲

本級には20mm型が搭載されており、まとめて一つの管制レーダーにより管制されている。主に敵ミサイルの撃墜や敵戦闘機の撃破を行う武装であり、艦の近接対空戦闘能力を左右する。各砲台の搭載弾数は約4000発程度である。最大射程は11000mである。有効射程距離は8700mとなっている。艦隊防空システムにより多用途統合VLSや近接防空ミサイルと同調して射撃することもあり、本級の対空防衛能力の一翼を構成している兵器である。

360mm連装囮魚雷(デコイ)発射管

帝国海軍が所属する全ての艦艇に装備しているデコイ。連装発射管を両舷一基ずつ装備している。最大射程は12km程で潜水艦対策に搭載されている。敵魚雷を引き付け艦を守るのが使命である。

多用途統合VLS改

帝国海軍が主力艦艇に搭載しているミサイル兵器。対空、対地、対艦、対潜の4つの攻撃を行うことができる。4つの目標に同時に攻撃することはできないが、最大2つの目標を同時に攻撃する能力がある。通常のVLSの改良型であり、セルを複数の攻撃用途ごとに区画に分け、効率的な攻撃を可能とした帝国海軍が誇る新鋭兵器の一つである。VLS1基につき48セル12区画となっていて、3区画ごとに搭載するミサイルが異なるためそれにより4つの異なる目標へ攻撃することが可能となっている。また、ミサイル等の武装を艦上に装備しては艦艇のステルス化ができないため、搭載方法をVLS型にし、まとめて装備することによりレーダーの反射面積を減らし、ステルス化を図った。最大射程は約630km。ステルス誘導機により目標に誘導される。

GGN近接防空ミサイル

帝国海軍が運用する対空装備。多機能レーダーにより管制される。最大射程は180km。飛翔高度は約29000～34000m。速度はマッハ3,9。21連装型となっている。近～中距離での敵迎撃に特化している。

VFMS対潜哨戒ヘリ

帝国海軍及び空軍が運用する哨戒ヘリコプターであり、2010年に採用された比較的新型のヘリコプターである。武装は30mm機関砲が2基6門、対潜魚雷が2基である。上昇限界高度は5000m、最高速度は262kmとなっており、比較的高速である。本級では就役時より搭載されている。

船体

装甲が全廃され、大幅な軽量化に成功した。代わりに防水区画が大量に整備され、浸水への備えとした。さらに自動消火装置等も設置数が増加した。また機関部は熱を外に漏らさないような構造になり、機関部は半自動化された。これにより乗組員の負担軽減と航続距離の増加、速力向上等の効果があった。しかし、防水区画の増加に伴い建造機関がさらに長期化し、生産性は悪化した。さらに、密封構造であるため熱がこもりやすいという新たな問題が生まれた。

ブリッジ

全体的に複合装甲により覆われ、絶大な防御力を誇る。が、ミサイルに耐えることは難しいとされてり、その証拠とばかりに一部の構造が脆弱であることが判明した。また、本級では臨時CICが設置されており、ブリッジが破壊された際にはこちらから指揮を執ることができる。臨時CICは600mm相当の複合装甲に覆われ、ブリッジ基部に設置されている。本級では防弾ガラスや空間装甲を新たに搭載した。

機関

4基のガスタービンを搭載しており、最大速力30ノットを誇る。馬力は一タービンにつき24000hpである。タービンに接続する形で発電機があり、艦内の電力を賄うことが可能である。本級の航続距離は約9900海里。旧予備居住区は防水区画や燃料タンク等に改装された。

レーダー

VFS対地射撃管制レーダーⅣ型

155mm砲の射撃を管制するレーダーである。レーダーとコンピュータの連携により素早く敵基地の熱源・光源を捕捉し、正確な射撃をすることが可能となっている。基本的には捕捉次第射撃することがプログラムされているため、迅速な射撃を高速で行っている。レーダーに反応が無ければ目視による射撃に切り替わる。

VFS対潜ソナーⅥ型

帝国海軍が運用する対潜ソナーであり、それの改良型Ⅳ形となっている。艦を中心に半径90km、深度700mまでの潜水艦を捕捉することができる。多用途統合ミサイルと同調させることにより捕捉次第撃破することが可能である。精度の調整により機雷の探知も可能となっている。味方潜水艦との同調によりさらに高い能力を発揮する。

VFT多機能レーダーⅦ型

ブリッジ上部に設置されているレーダー。その名の通り複数の任務に利用することが可能である。艦隊防空システムの主要レーダーの一つである。このレーダーからもたらされた情報を元に艦搭載火器を一斉に制御することにより高い防空能力を誇る。

VFS管制対空火器レーダーⅧ型

高性能機関砲を管制するレーダーである。多機能レーダーとの連携により迅速な射撃を行うことができる。索敵範囲は半径170kmであり、索敵範囲内の敵のうち、危険度が高いとされる目標を優勢して撃墜するシステムとなっている。

電子戦システム

史実と同レベルとされる。

艦名の由来

歴代のコンスタンティノープル総主教の氏名

同型艦